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右サイドからの写真です。何度も言いますが、この角度の写真が一番VESPAを美しく見せると思います。ご覧のとおり、足回りをリビルトするだけで、このように見違えるような仕上がりになります。オレンジ色のVESPAが、海と空の青にベストマッチです。 |
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このVESPAはレストアではなく、簡単な補修のつもりだったのですが、作業に入ってからは、いつもの悪いクセで、止まらなくなってしまい、ご覧のように小物は全て再メッキ(写真上)、足回りはサンドブラスト後、リペイントしました(写真下)。採算度外視です(苦笑) |
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リア・サイドからの写真です。実はこのVESPA、新品のシート付けました。で、更によく見て下さい。ノーマルスタイルのチャンバーなんかも付けてみたりしてますよ。 |
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フロント・フォークをバラバラにした際、ここまでやってしまいました…。同色のフロント・フォーク、スプリングをメッキにして…って、作業中は大変ですが、仕上がって見ると嬉しくなりますね。ちなみにフロント・バンパーは当時の物です。サビが少しありますが、大変にレアなモデルです。 |
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このオレンジ色のVESPAは1970年 代のモノ…。いわゆる再生産前モデルです。最近、僕的なマイブームはオリジナルを生かしたレストア再生です。
どういう内容か?と言いますと…。それはまず、オリジナルカラーが残っているVESPAという事が大前提となります。そのオリジナルのカラーを生かし、傷の部分に簡単な補修を施します。次に足回りやフロントハブ、フロントフォークやホイール等の小物を全てサンドブラストして色の剥離を行います。その後、純正時と全く同じ色に戻したり、カスタムしたような感じの色にリペイントします。また、ボルト類もオリジナルを再メッキ、国内で汎用品が入手可能な物は全てステンレス製に交換します。 |
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1970年代のモデルは本当に良いです。ビンテージが悪いって意味ではないので、誤解の無いように…。やはり、レストアしていると目に見えない、沢山の事に気が付きます。そんな目に見えない部分で驚かされる事が多いのが、旧型の70年代モデルって訳です。何もフルレストアをしなくても、オリジナルを生かし、今回のようにVESPAの“ヤレ”を逆手に取った、『昨日までローマを走ってました』仕様も格好イイと思います。当分の間、フルレストアと並行して『昨日まで○○を走っていました』仕様に力を入れて製作して行こうと思います。次回は『ミラノを走ってました』仕様でも製作しようかな?何て思ったりして・・・『走ってましたシリーズ』は、フルレストアの半額近くで製作可能なので、興味…イヤイヤお金のある方はメールを下さい!(笑) |
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勿論、エンジンは一度バラバラにしますよ。キレイにクランクケースを洗浄後、細部に渡るまで新品のパーツを組み込みます。今回はオーナーさんの要望で100cc+オーバードライブギアを組み込み、更に+アルファの加工を施し、速くて楽しい50S(100cc登録ですが)を製作しました。そんなチューンエンジンにこのオリジナルの70年代の外観って、とっても、素敵ではないでしょうか? |
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左サイドからの写真です。ホイールのボルトも再メッキしています。足回りをリビルトしても、小物がそのままでは、仕上がりもイマイチです。ですから、簡単な補修をする際でも、全て新品に交換するか、再メッキをしてから組み直しています。 |
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こちらは製作中の写真です。フロント周りもバラバラにして、グリスアップ+全てのワイヤーを交換(写真上)エンジンも完全にバラバラ!(写真下)絶対に壊れないように組みます!まぁ、プロとしては当たり前の事です。
最近よくバカからメールが来ます。『オークションで安く50Sを買ったんですが、調子が悪いので直して下さい』こんなバカなヤツに限ってお金を持っていない…。きちんとした見積もりを送っても、お金が無いから返事も来ない…。貧乏→ボロしか買えない→壊れる→直すお金も無い→結局、趣味を楽しめない…。あ〜情け無い…死んだ方がいいよ! |
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一目瞭然!70年代モデルのメーターは色の配置、デザイン等がビンテージ・シリーズとは異なります。ご覧のあなた、この違いが分かりますか? |
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カタログっぽい写真を狙って見ました。バックの透き通る海が素敵でしょ…いかがでしょうか?ちなみに撮影場所は僕の住んでいる呉近郊です。ん〜近郊でもないか??まぁ、どっちでもいいか(笑) |
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