のモールトンはイギリスの僕のガレージに置いていた中の一台です。一時期、モールトンにハマっていた僕は、何でもすぐに鬼集してしまう悪いクセがこの時にも出てしまい。多い時には50台以上のモールトンを所有していました。結局、イギリスのガレージを引っ越す際に、捨てる訳にも行かないので、やむなく、持っているモールトンの半分くらいを2004年の5月に日本に持って帰りました。
撮影したのはK島のビーチです。シャワー、トイレ、海の家と、夏場は結構充実しているのですが、何故か?ビーチのど真ん中に大鳥居が??この写真はその鳥居の柱の部分で撮影しました。夏の日差しが魅力的でしょ。
ハンドル部右に取り付けているベルは最近のモノ。モールトンのバランスを崩さないように、チャリ屋を回ってシンプルなデザインのモノを探しました。
このバッグは60年代のモノです。ホワイトタイヤ同様、イギリス国内のオートジャンブルを回って探し出したモノです。大変にレアな逸品!
ただ、この作業が大変!30台近いモールトンを日本に送る場合、クレイト(木枠)に組んで、船に乗せるなんて事は不可能じゃないですか、仕方ないので、20フィートのコンテナをチャーターして、一番安い方法でイギリスから僕の住んでいる広島港まで送った訳ですが、いくら船代(輸送費)がかかったと思いますか?答えは約\600,000!スゴイでしょ、趣味半分とは言え、少々ムダな事をしたなって思いました。まぁ、日頃から『趣味にお金を使えないヤツはクズだ!』って豪語しているだけにあまりグチも言えないのが辛いトコ…。
この写真は偶然に撮れたモノです。モールトンのハンドル部分を手前にぼかして、海に“ピン”を合わせたイメージ写真を撮るつもりでカメラを構えたのですが、奇跡的?にも、ビキニに変身中のおね〜さんがファインダーに見切れて来ました。ラッキーなのだろうか??イヤ、おね〜さんのお腹の“ゆるさ”を見てみると、そうでもなさそうだ…。
さて、このモールトンの素敵なトコは、全て当時のままで残っていると言うトコです。キャンディっぽい赤も当時のままの塗装で、ホワイトのタイヤはイギリス国内のオートジャンブルを回って探し出した物です。なかなか気合の入った一台で、乗らない時は僕のマンションの一室に置いていた程のお気に入りでした。この写真を見て、モールトンのファンが増えれば嬉しい事ですね。
こちらも大鳥居の柱部分で撮影した逆サイドバージョン(笑)です。白いバッグ、白いグリップ、白いタイヤがとても赤に似合っていると思いませんか?
MMマークが素敵なセンター部分です。初期はリベット止メですが、この頃になるとステッカーになっています。これだけ、キレイなままでオリジナルが残っているモールトンも珍しいと思います。
この写真は2004年5月のうちのお店の前の様子…。モールトンが30台近くイギリスから届いて、置くトコが無くこんな状態に…。自転車に興味の無い友人からは『こんなに拾って来て、ど〜するの?』って言われました(苦笑)確かに、何も知らない人から見るとそう見えるかも知れない。呉のように古いモノに造詣を持たない人が多い街にも、もっとモールトンを普及しないとイケないと確信しましたよ。